ページの先頭です。

本文へ移動する。

interview_02

元外国人留学生の経験を活かし、
学生の多様な進路を支える。
G.A.

学生局キャリアセンター

学生時代に母国のカナダから日本の大学へ留学。日本の一般企業や他大学で働いたのちに上智大学に入職。現在はキャリアセンターに所属し、主に外国人留学生や国際就職を目指す学生に対する支援を行っている。

日本の大学で出会った職員が、この道を志すきっかけ。

外国出身の私が日本で大学職員として働くことを決めた理由は、学生時代に大きな支えとなってくれた大学職員の方の存在があったからです。もともとはカナダの大学に通っていましたが、文化に親しみを感じた日本の大学へ留学を決意。寮で一人暮らしを始めた頃、私を支えてくれたのが大学職員の方でした。卒業後は大学院進学を希望していましたが願いが叶わず、寮も出なければならずに困っていた時、職員の方が声をかけてくれたんです。「進路が決まるまでうちにホームステイしていいよ」。あの言葉には本当に救われました。日本に残りたいという思いがますます大きくなり、彼らに恩返しするためにも私のような外国人学生を支えたいと考えるように。こうした経験から、日本で大学職員を目指すことになりました。
とはいえ、まずは日本の社会を経験してからの方が良いというアドバイスを受け、翻訳制作企業に就職。そこで2年半ほど働いたあと、他大学の有期雇用職員を経験し、上智学院に入職しました。多くの外国人留学生を受け入れ、グローバル教育に注力している上智大学なら、私の経験を活かせると考えたのです。

自身の経験値をフル活用して学生に向き合う。

入職以来4年間、キャリアセンターで働いています。私の主なミッションは外国人留学生の就職支援。出身国や言語、価値観など、学生のバックグラウンドは実に多様です。当然、学生の希望する進路も一人ひとり異なりますし、個別にケアしなければなりません。例えば、本人が希望するキャリアを叶えるには母国に帰った方が良いのか、日本でさらに教育を受けた方が良いのか、それとも第三国へ渡るべきなのか、といったように世界の動きも踏まえて最適な支援は何なのかを常に探り続ける必要があります。また、日本での就職を希望する学生に対しては、日本の習慣や社会・文化が本人の価値観と合わないケースもあるので、実際にどうしていくのが良いかを相談することもあります。
さまざまな支援実績を参考にアドバイスを行いますが、何より大切なのは本人の「こんな人生を歩みたい」という思いに耳を傾け、寄り添うことです。私自身も、日本の企業で働き、転職も経験しました。そこで得たすべての経験を総動員して学生と向き合っています。外国人留学生の先輩として、後輩の味方になることが私のモットーです。

多様な人々と協力しながら学生の背中を見送りたい。

日々向き合う学生はもちろん、一緒に働く職員たちもさまざまな知識や価値観を持っています。その違いに対してお互いをリスペクトする文化があり、多様性を尊重するところが上智の職場の魅力です。それぞれにバックボーンが違うからこそ、さまざまなアイデアや意見を積極的に発信・共有するよう心がけています。そうすることでチームが活性化され、解決のヒントになることもあるからです。困っている人がいたら、学生であろうと職員であろうと支えたいですね。
こうした思いから、担当業務以外にも部署横断型プロジェクトや委員会活動にも参加しています。他の部署の人と交流することで視野が広がったり、新しい課題に触れることで知識やノウハウが増えると感じます。仕事をしていて一番嬉しい瞬間は、学生を笑顔にできた時。「アドバイスのおかげで進路が決まった」という報告はもちろん、「G.A.さんのような人になりたい」と言ってくれる学生も。キャリアセンターは大学生活の出口を支援する役割です。旅立つ学生の背中を笑顔で見送るために、これからも努力していきたいと思います。また、今後はステークホルダーともより良い関係を築きながら、学院全体に貢献することが目標です。

one day schedule

1日の過ごし方

other interviews