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interview_04

大学運営を資金面から支え、
理想の実現を目指す。
Y.M.

財務局 財務グループ

上智大学を卒業後、2021年に新卒で入職。以来、財務グループで予算管理等に携わる。資金管理を通じて大学の運営に貢献する一方で、メイン業務外の活動にも精力的に取り組んでいる。

海外経験がなかった自分を支えてくれた職員に感激。

上智大学の職員を目指したきっかけは、在学中に職員の方から丁寧なサポートを受けたことでした。留学を経験してみたいと思い立ったものの、私の周囲には留学経験者が少なく、何をどう進めたらいいのか分かりませんでした。そもそも、海外経験が豊富な学生が多いなかで、私が留学を希望してもいいのだろうかと引け目も感じていました。そこで、勇気を出してグローバル教育センターに相談すると、とても丁寧に対応してくれ、留学の行き先選びから奨学金を受給するためのサポートはもちろん、実際に海外へ渡った後も、奨学金受給に必要なメールのやり取りに「最近どうですか?」とメッセージを添えてくれるなど、心のこもった支援をしてもらえたことに感激。こんな風に誰かを支えたいと感じたことと、大学の幅広い学びを支援することに魅力を感じ、上智大学の職員として働きたいと考えたのです。
就職活動では一般企業にも目を向けて、最終的にIT企業と上智学院から内定をもらいましたが、IT企業は自分が「できること」で志望した会社。あらためて上智学院で、「できること+やりたいこと」をやろうと入職しました。それ以来、財務局で仕事をしています。現在の業務の目的は、大学の資金の適正な執行管理。それによって教育の質向上や大学の永続を目指しています。

学生と接点はないものの、大学運営に不可欠な財務という存在。

現在は担当する部署の予算管理を中心に、学費精算や補助金関連業務など、さまざまな仕事を任せてもらっています。予算管理とは、部署ごとに使用できる予算額を決めて、そのなかで適切に予算が使われているかを確認する業務です。例えば、担当部署で何か新しい取り組みを始めたいという時には、どのように予算を使うのが会計処理上正しく、なおかつ効率的なのかを部署のメンバーと一緒に考えたり、「もっとコストパフォーマンスの良い方法があるのでは」と見直す余地がないか意見を交わしたりします。そのほか、大学が補助金を受給するためのさまざまな調査の取りまとめなども担当。より多くの補助金を得られれば、それまで以上に深い研究なども可能になるので、教育の質を高める意味でも大切な仕事です。資金の流れを通じて、大学全体の仕組みを学ぶことができています。
学生の頃は、このような仕事があることも、自分たちを支えてくれていることにも気づきませんでした。私たちが学生と直接の接点を持つことはないものの、財務は大学運営に不可欠な存在。日々の業務を通じて、多様な学びに貢献できることを誇りに感じています。

主体的に挑戦し、成長を目指す日々。

仕事はミスなく効率的に進める必要があります。そのために業務の標準化に取り組みました。その一環として、新しく業務を担当する人がスムーズに進められるよう、情報を網羅したマニュアルと業務フローを整備。業務標準化の取り組みにより、属人化していた業務を全体に共有するとともに効率化を実現し、クリエイティブな仕事に時間を割くことができるようになりました。
働いていて感じる職場の魅力は、年次に関係なく若いうちからさまざまな挑戦ができる点です。一例を挙げるなら、部署横断型の「AI翻訳システム導入プロジェクト」に財務担当として参加させてもらいました。学内の翻訳業務にAIシステムを導入するにあたり、各メンバーがそれぞれの専門知識と視点を活かして意見を出し、プロジェクトを推進。私はAI翻訳システム導入前後のコストと業務負荷を比較し、コストパフォーマンスの観点から導入の可否について意見を伝えました。財務の仕事以外にも、受験生のサポートや海外での人事研修にも挑戦。このように学生や教員と触れ合う機会を持つ中で、数字からは見えてこない実態を知ることができて、財務の仕事の意義をより強く実感できました。上智大学により良い未来をもたらすために、私自身がさらに成長して、貢献できる範囲を大きく育てていきたいです。

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